メーカー比較 発電量

スポンサーリンク

各メーカの太陽電池モジュールの発電量の比較をまとめてみました。

比較元としているデータは各メーカーが公表している年間予測発電量です。
比較しやすくするために、出力は4kWに換算しています。

また、地域、方角、屋根角度は以下で統一して比較しています。

地域:東京
設置条件:真南設置 設置角度 30°

年間予測発電量比較(4kW)
メーカー 年間予測発電量(kWh) 利用機種
三菱電機 4,158 PV-MA2000
シャープ 4,141 ND-163AW
京セラ 4,123 PV21R186
東芝 4,404 SPR-210N-WHTJ
三洋電機 4,461 PNS-N20P5
ソーラーフロンティア 4,473 -
サンテックパワー 4,349 -


予測発電量が多いのは、三洋電機,東芝、ソーラーフロンティア

どのメーカーも、4,000kWh台ですが、三洋電機、東芝、ソーラーフロンティアが、4.400kWh台で予測発電量は多めになっています。

何か違うのか?

予測発電量が多いメーカーは何が違うのでしょうか?それを考える上で、まず、「発電電力」がどういう計算式で計算をしているのかみてみましょう。

発電電力は、各損失により最大出力は出ないとされています。つまり、例えば 4kWの太陽電池モジュールの場合でも、温度やパワーコンティショナーの変換効率により損出が発生し、最大でも4kWは出力しない、ということです。各メーカーの予測発電電力は以下の計算式で計算されています。

発電電力太陽電池容量×温度による補正係数×パワーコンディショナーの変換効率×その他補正係数

各数字を見ると、概ね以下のようになっています。

太陽電池容量 温度による補正係数 パワーコンディショナーの変換効率 その他補正係数
4kW 85%~91% 94.0~97.5% 95%

数値に幅があるのは、「温度による補正係数」と「パワーコンディショナーの変換効率」です。

[温度による補正係数]
「温度による補正係数」を高く(損失を低く)見積もっているのは、三洋電機と東芝です。一般的に太陽電池は高温になると発電効率が下がるとされていますが、三洋電機と東芝は温度変化による損失を他メーカと比較し、少なめに見積もっていて、三洋電機、東芝は90%台としているようです。三洋電機の太陽電池「HIT」はハイブリッド構造のため高温時の出力低下が少ないとされていますので、その値を反映しているのだと思います。

[パワーコンディショナーの変換効率]
三菱製が97.5%と高い数値を出しています。パワーコンディショナーについては、こちらにメーカー別パワーコンディショナーの比較記事がありますので、こちらも参照してください。

ソーラーフロンティア

今回の比較の中で、ソーラーフロンティアも高めの数値を出していますが、ソーラーフロンティアの製品は、CIS薄膜太陽電池で、シリコン系の太陽電池と比べると、温度変化にも強く、また幅広い光の成分を吸収することが出来るということから、トータルの発電量は多くなるとされています。

まとめ

発電量の違いを金額換算すると、どのくらになるのか計算してみました。

ソーラーフロンティアとシャープで比較すると、年間 332kWh の差があります。この差分をすべて売電できたとして考えると、平成23年度の売電価格は 42円/kWh ですから、332×42円=13,944円 となり、1年で 13,944円、10年だと、139,440円 の差になります。

ただし、今回の発電量比較の数値はあくまで、メーカーシュミレーションに基づくものであり、その数値には各メーカーの思惑も含まれていると考えられることから、これによりメーカーの太陽電池性能を正しく判断できる
ものではないと考えています。メーカーを検討する上での1つの参考材料にしていただければと思います。

(2011/9)

スポンサーリンク

太陽光発電の見積もりに関連する記事

  • 太陽光発電一括見積りサイト比較!
    複数の太陽光発電の一括見積もりサイトの運営会社、見積もりの流れ、操作手順などを各サイトごとにまとめて比較しています。自分にとって使いやすそうな一括見積もりサイトを探す参考にしてください。
  • 格安太陽光発電対決!ソーラーリフォーム vs 楽天ソーラー
    太陽光発電の見積もり、設置を手がける、ソーラーリフォーム社と楽天ソーラーの比較です。どちらも比較的リーズナブルな価格で太陽光発電を提供していますが、どっちがお得なのでしょうか?