太陽光発電の損益分岐点

スポンサーリンク

太陽光発電の導入の目的として、経済的なメリットを期待している人も多いでしょう。

損益分岐点は、厳密に計算しようとすると、現在使っている電気の使用量、設置する太陽光発電の発電容量、地域、日当たり、設置角度、補助金の金額などの設置者による変動要素が多く、また、仮にそれらの要素を細かく加味して計算したとしても、日照量による変動要素もあり、真の損益分岐点を求めることはなかなか難しいものです。

そこで、ここでは1つのざっくりとした目安を求めるために、各数値に前提をおいて、大まかに計算してみました。

導入費用

ケースバイケースでまちまちですが、以下の前提で計算してみます。

設置する太陽光発電のkw数

4kwとして考えてみます。

kwあたりの導入費

23年度の補助金制度では補助金を受けられるのが1kwあたり60万円以下であることが決められています
ので、1kw あたり 60万円とします。

補助金

補助金は、23年度の国の補助金である1kW当たり48,000円 のみを適用した場合としてみます。
各都道府県、市区町村での補助金制度もありますが、受けられない人もいるので、ここでは考慮しない
こととします。

上記の前提で計算した場合、導入費用は以下のようになります。

導入費用 = 60万円 × 4(kw)- 48,000円×4 = 220万8千円

発電量

年間発電量として、発電量比較のページで記載しているソーラーフロンティアの数値、年間 4,473kwh を採用してみます。

年間発電量 = 4,473kwh

太陽光発電導入前の電気料金

これも家庭によりかなり異なると思いますが、1ヵ月平均 10,000円で考えて見ます。

1月の電気代金 = 10,000円

導入後の電気代

太陽光発電の導入後は、元の電気料金の6割前後になるとの試算が多いので、その試算を採用します。

導入後の電気代 = 6,000円 ※月4,000円の削減

売電量

これも発電量の6割を売電できるという試算が多いので6割を売電した場合を考えてみます。
売電価格は、平成23年度の売電価格である、42円/kwh とします。
また、現在の制度だと、この売電価格の保障期間は10年間です。10年経過以降の売電価格については、経済産業省では、現時点では未定としていますが、10年経過以降も同じ価格で売電できると仮定します。

その場合、売電で得られる年間金額は、以下になります。

年間売電額 = 4、473kwh×0.6×42円 = 112,719円
月間売電額 = 112、719円 ÷ 12 = 9,393円

損益分岐シュミレーション

上記の前提で計算した場合、損益分岐点(初期投資が回収できる時期)は、以下になります。

損益分岐点 = 13.73年

ただ、この試算は導入金額を1kwあたり60万円としているものの、
・売電価格は10年間経過以降も同じ 42円/khw
・損益分岐点が来るまで初期投資以外の費用はかからないものとする
という前提ですので、かなり甘いシミュレーションです。

もう少し厳しめに考えてみると、
・売電価格は10年間経過以降は現状の半額の 21円/kwh (この数値に根拠はありません)
・11年目でパワーコンディショナー(30万円と想定)を買い換え
とした場合は、以下のようになります。

損益分岐点 = 18.75年

20年弱ですが、この期間をどう考えるか。経済的な観点だけだと、投資額を回収するだけでも、そこそこ期間がかかりますので、積極的な導入理由になりづらいかもしれませんが、太陽光発電には、
・災害などによる停電時の利用
・環境への配慮
など、経済的理由以外のメリットもありますので、それらの点も合わせて検討するのがよいと思います。

しかし、上記のシュミレーションは個別要素を排除した、概算シュミレーションですので、実際にはもっと魅力的な数字が出てくる可能性は大いにあります。

もし、自宅に設置した場合、どうなるか?をもう少し具体的に調べたいのならば、一度見積もりをしてみるのがいいと思います。本格的な見積もりには現地にて調査してもらう必要があるので、ちょっと面倒ですが、ネットだけで完結できる、簡易見積もりならばウェブページに必要項目を入力するだけなので、気軽に見積りをすることができます。

ネットの見積もりサイトも複数ありますが、当サイトの一括見積りサイト比較ページで、見積りサイトの比較をしていますので、参考にしてください。


太陽光発電の見積もりに関連する記事

  • 太陽光発電一括見積りサイト比較!
    複数の太陽光発電の一括見積もりサイトの運営会社、見積もりの流れ、操作手順などを各サイトごとにまとめて比較しています。自分にとって使いやすそうな一括見積もりサイトを探す参考にしてください。
  • 格安太陽光発電対決!ソーラーリフォーム vs 楽天ソーラー
    太陽光発電の見積もり、設置を手がける、ソーラーリフォーム社と楽天ソーラーの比較です。どちらも比較的リーズナブルな価格で太陽光発電を提供していますが、どっちがお得なのでしょうか?