ソーラーフロンティア「信頼性保証体制」認証が示す、国産太陽電池モジュールのあり方

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ソーラーフロンティアは、電気安全環境研究所より、太陽電池モジュールの長期信頼性と、その長期保証体制を組み合わせた品質に関する新たな認証である「JETPVm(信頼性保証体制)認証(JIS Q 8901)」の認定を受けたと発表しました。

■ソーラーフロンティアのニュースリリース
ソーラーフロンティア、太陽光発電の新品質認証で第一号(2012-08-15)

この新認証制度は、太陽電池モジュールの性能及び安全性試験規格への適合性を認証していたJETPVm認証(モジュール認証)に本年6月からJIS Q 8901に基づく信頼性保証体制の認証が追加したものであり、設計・製造面で長期信頼性、長期間の製品保証体制を求めるもので、太陽光発電システムの信頼性を高めることを目的としています。

新認証制度認定の取得の背景

ソーラーフロンティが新認証制度の認定を受けた背景には、安価な中国製太陽電池モジュールとの差別化を図りたいという思いがあったと思います。

シャープの決算をみてもわかるように、太陽電池モジュール事業は欧州での需要激減、安価な中国製太陽電池モジュールによる価格競争での体力消耗により、日本国内メーカはかなり苦戦しています。

昭和シェル石油グループのソーラーフロンティアも例外ではありません。
2012/07/31に発表された、平成24年度の第2四半期決算において、エネルギーソリューション事業の売上高は294億円と前年同期比40.7%増収となったものの、営業損失は120億円と前年同期比12億円の損失増となっており、儲かっていない状況がうかがえます。

国内メーカーが生き残っていくためには、外国製の太陽電池モジュールとの差別化をはかっていくしかありません。
しかし、もともと太陽電池モジュールは、その構造と機能のシンプルさで、価格以外の価値ある差別化が図りづらい商品ではあります。


では、どういう部分で差別化していけばよいのか?
それは、やはり日本製という信頼を軸に展開していくしかないのではないでしょうか。
ソーラーフロンティアは、「CIS太陽電池」を採用しているという他社との差別化要因がもともとありました。そういう意味では、競争力とこれからの伸張余地は他の国内メーカーと比べると大きかったとも思えます。
しかし、それだけではやはり不十分と考え、日本メーカとしての信頼性を高めるために新品質の認証を取得したのだと思います。

高品質、高保証で安心して購入できる製品を

太陽発電システムはまだ歴史の浅い仕組みです。
これから、導入して10年、20年後に問題が表面化する可能性もあります。
商品、流通、保守体制を含めた長期の品質保証がされた商品とそうでない商品は選択時の有力な指標になりえる可能性はあるでしょう。特に個人のユーザにとっては魅力的に見えるのではないでしょうか。

高品質で安心して買える。それは日本製品の最大の特徴であったはずです。単なる価格競争では中国にかなうはずがありません。
ソーラーフロンティアの方向性は、今後の太陽光発電システム、さらに言えば、日本の産業のあり方の1つの道を示しているのではないでしょうか。


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