平成24年度第2四半期の太陽電池国内出荷量は輸入品が急増

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 太陽光発電協会が平成24年度第2四半期(平成24年7月~9月)の国内における太陽電池セル・モジュールの出荷量(発電能力ベース)について、調査した結果を発表しました、

2012年第2四半期 太陽電池

 国内出荷量は、前年同期比で180.3%の伸びとなっています。これは7月から始まった再生可能エネルギーの全量買取制度により、メガソーラーの建設が相次ぎ、需要が大きく伸びていることを裏付ける数値となっています。
 
 出荷量の内訳を見ると、国内生産が輸入の2倍にはなっているものの、前年同期比で見ると、国内生産が150.7%の伸びに対して、輸入は306.7%と前年同期比の3倍となり大きく伸びています。メガソーラーでは価格の安い中国製のソーラーパネルが利用されていることが多いと感じていましたが、この数値からもそれが裏付けられたことになります。

 また、国内生産量に目を向けると、なんと、前年同期比 90.2% のマイナス成長となっています。これは、国内向けは伸びているものの、輸出が大きく落ち込み、前年同期比 42.7% となっているためです。輸出の落ち込みは当コラムでもなんどか取り上げたことがありますが、欧州での全量買取制度の見直しによる需要減と、安価な中国製太陽電池の台頭により日本、欧州、米国の太陽電池モジュールメーカーはどこも苦戦を強いられています。
 この流れはしばらく続くと予想されるため、太陽電池の国内生産はしばらくは増加することはないのではと考えています。

種類別構成比

 種類別構成比に目を向けてみると、Si単結晶が 21.9% 、Si多結晶が 26.5% 、Si薄膜・その他が 6.0% となっています。第1四半期では、Si単結晶の構成比が 23.3% 、Si多結晶が 21.9%と単結晶のほうが多かったのですが、第2四半期は逆転しています。そのことについては、第1四半期の出荷状況についてコメントした、太陽電池セル・モジュール出荷統計に見る太陽電池モジュールのトレンドの記事の中でも記載していましたが、メガソーラーでの需要増により、価格が比較的安価な多結晶が増えるとの予想が裏付けられた数値となっています。

 また、全体に占める構成比の割合はまだ低いものの、「Si薄膜・その他」は、前年同期比 208.2% となっており、Si単結晶や多結晶より高い伸び率を示しています。Si薄膜の場合、輸入が 0 なので、日本国内での需要増がそのまま伸び率につながっています。全て国内生産でまかなっているSi薄膜には頑張ってほしいですね。


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