太陽光発電販売の誇大広告にご注意を

スポンサーリンク

 消費者庁が 2012年10月30日に神奈川県の太陽光発電の販売業者に対して、太陽光発電システムを設置することにより得られる利益に係る表示について景品表示法に違反する行為が認められた、というニュースリリースを出しています。

 内容は以下のようなものでした。

広告の表記内容 実際
4.8キロワット型の本件発電システムを設置することにより、毎月25,631円の利益を得ることができる 4.8キロワット型の本件発電システムを設置することにより安定的に毎月得ることができる利益は25,631円を大きく下回るものであった。
4.87キロワット型の本件発電システムを設置することにより、毎月27,222円の利益を得ることができる 4.87キロワット型の本件発電システムを設置することにより安定的に毎月得ることができる利益は27,222円を大きく下回るものであった。
2.92キロワット型の本件発電システムを設置することにより、36か月間で初期投資費用である約98万円を回収することができる 「月々お得分 27,222円」として表示されていた金額は任意に設定されたものであり、2.92キロワット型の本件発電システムを設置した場合の初期投資費用である約98万円を回収するには、約120か月という期間を要するものであって、36か月という回収期間を大きく上回るものであった。

※消費者庁ニュースリリースより抜粋


 つまり、太陽光発電を設置した場合に月々に得られる利益を、実際に得られる利益より過大に表示し、その過大評価に基づき初期投資回収期間を大幅に短く広告していた、ということです。特に初期投資費用の回収においては、本来約10年程度かかるものを3年という極めて短い期間に設定されており、かなり悪質な広告といえます。

この景品表示法違反から得られること

 この景品表示法違反のニュースリリースは悪質な広告を摘発したものですが、実はユーザに対して1つの明確な指標を示すことにもなっています。それは、3キロワット(広告では2.92キロワット)程度の太陽光発電システムでは、通常初期投資回収に120ヶ月、つまり10年ほどかかるということが消費者庁から明示されたことです。
 以前、このサイトでも平成23年度版の損益分岐点の記事を書きましたが、そのときは4キロワットシステムの太陽光発電システムを導入した場合、初期投資の回収に13年かかるという試算を出しました。現在は平成24年ですので、平成23年時よりは太陽光発電システムの販売価格そのものが安くなっているため、地域により補助金の差があり一概には言えないものの、10年程度で回収は可能になっていると思います。

正しい相場を知る

 販売店によって多少の違いはあるものの、他と比較して極端に安かったり、初期投資回収期間が短い場合には、その広告をまず疑ってみるべきだと思います。
 ただ、その数値が相場より大きく異なるのかどうかは、まず、世の中の平均的な相場を知る必要があります。平均的な相場を知るには、1社ではなく複数社から見積もりをとり、比較してみることが必要でしょう。そうすることで、平均的な相場もわかります。

 平均的な相場を知るには、太陽光発電の一括見積もりが便利です。太陽光発電の導入を検討しているのなら、まずは複数社から見積もりを取り、商品の相場感を把握し、都合のよい話に惑わされない最低限の知識を身につけましょう。

関連資料:消費者庁報道発表資料


太陽光発電の見積もりに関連する記事

  • 太陽光発電一括見積りサイト比較!
    複数の太陽光発電の一括見積もりサイトの運営会社、見積もりの流れ、操作手順などを各サイトごとにまとめて比較しています。自分にとって使いやすそうな一括見積もりサイトを探す参考にしてください。
  • 格安太陽光発電対決!ソーラーリフォーム vs 楽天ソーラー
    太陽光発電の見積もり、設置を手がける、ソーラーリフォーム社と楽天ソーラーの比較です。どちらも比較的リーズナブルな価格で太陽光発電を提供していますが、どっちがお得なのでしょうか?